01 基本データ
1,828件、2020-09-25〜2026-06-29の5.8年分。活動日は725日、コメント率21.0%、中央値16字。総スター68、平均0.04、スター付き率1.1%で、はてな村の拍手回路からはほぼ独立している。人気コメント製造者ではなく、検索結果・資料・増田を自分専用の索引として蓄積する利用者である。
02 投稿時間帯
時間帯(0〜23時)
曜日
投稿は午後へ極端に寄り、18時20.1%、17時17.1%、16時13.5%、15時11.7%で、15〜19時だけで6割超。曜日差は小さく月曜16.4%がやや高い程度。深夜から朝はほぼ沈黙し、夕方に検索・収集・署名活動をまとめて行う規則的な生態が見える。暗号鍵は24時間使えるが、本人はだいたい夕方に起動する。
03 よく参照する媒体
ほか計30媒体
増田498件が圧倒的で、Yahoo!知恵袋54件、note33件、Google検索30件、Amazon29件が続く。ニュース巡回ではなく、匿名文書、質問回答、参考書、検索結果、出所不明画像を横断する個人アーカイブ型。通常のブクマカが記事を読む場所で、このユーザーは「後で照合する標本」を採集している。
04 主要テーマ・関心
ネット/SNS34.8%、文化/表現/オタク22.8%、学術/教育12.6%が中核。漫画・イラスト・着ぐるみ・二次創作と、数学・物理・多様体・ポアンカレ予想が同居する。そこへ本人認証、確認コード、公開鍵が接続されるため、関心領域は雑多というより「二次元と高次元の間を暗号で往復している」と表現した方が近い。
05 頻出語
「漫画」「数学」に続いて「認証」「文字列」「追跡」「文章」「多様体」「定義」が並ぶ。作品を楽しむ語彙と、文書の同一性を確認する語彙が奇妙に融合している。普通の増田は本文を書いて逃げるが、dorawiiは逃げた後に戻ってきて「わしが書いた」と印鑑を押す。しかも印鑑がEd25519公開鍵である。
06 文体の特徴
| 短文ツッコミ(30字以下) | 253 |
| 疑問符を含む | 33 |
| 引用括弧「」を含む | 27 |
| 一人称(俺・私・自分)を含む | 22 |
| 長文コメント(100字以上) | 20 |
| URL提示・資料参照を含む | 13 |
| idコールを含む | 8 |
| 感嘆符を含む | 6 |
| w/草/笑を含む | 6 |
| むしろ型 | 2 |
| そもそも型 | 2 |
| というか型 | 1 |
短文ツッコミ253件、長文20件で基本は短い。代表芸は「わしが書いた」「私が書いた」「こいつは私ではない。確認コード:…」。匿名投稿の内容より著者同一性の証明に熱心で、増田を匿名空間ではなく署名可能な文書ストレージとして再発明している。公開鍵のフィンガープリントは C47B C78B C295 5149 5883 291E 7031 DB2E 6ECE 3E48。増田に電子署名を持ち込む発想自体が最大の持ちネタである。
07 スター分析
上位スター付与者
スターが付きやすい領域(平均スター)
上位付与者でもErrorrepとsds-pageが各3、ysykmzo・nowa_s・from-neet-to-taxiが各2で、固定スター圏と呼べる集団は形成されていない。政治・ジェンダーの陣営拍手でも、漫画クラスタの相互評価でもなく、珍しい本人申告や妙に具体的な訂正が偶発的に拾われる程度。スター圏に所属していないというより、公開鍵によって自分自身から「本人確認済み」の一票を受け取り続ける単独認証圏にいる。
08 思想・政治傾向
政治や党派への関心は薄く、中心にあるのは匿名性、著者認証、表現、著作権、数学的定義、二次創作の扱いである。権利者への強制規制より、違法性や迷惑の可能性を無視して「皆が黙認している」と扱う態度を嫌う。思想的には体系的な左右より、定義・構成要件・本人性を確認したがる手続き主義が強い。ただし厳密さへの欲求が高い割に、短文では相手を「バカ」「アホ」と切ることもあり、形式検証済みでも本文品質までは保証されない。
09 類似・正反対・idコール頻度が高いユーザーとの比較
多くの増田常連は匿名性を盾に文章だけを流通させるが、dorawiiは文章を匿名で投下した後、はてブ側から著者証明を追加する。これはセルクマとも実名投稿とも違い、「匿名本文+公開本人証明」という独自方式である。数学資料、漫画、詳細不明画像を集めるブックマーク運用も、議論参加より個人索引に近い。村の論客というより、増田文書にチェックサムを付けて歩く司書兼認証局である。
10 総合評価
dorawiiは、数学・物理・漫画・二次元画像を収集しながら、増田で自作文章の本人認証を行う特異なユーザー。スターはほぼ付かず、村内人気とは無縁だが、「わしが書いた」「こいつは私ではない」を確認コードやPGP公開鍵で区別する運用は唯一無二である。匿名で書きたいのか名乗りたいのか一見分からないが、実際には「内容は匿名で流通させ、著者性だけは検証可能にしたい」という妙に筋の通った設計。増田界の変人というより、増田に不足していた署名レイヤーを一人で実装している。