01 基本データ
約9年5か月で14,476件、活動日2,147日、稼働率62.6%。コメント率52.8%、中央値96字、100字以上3,469件と長文比率が高い。ただし多くは本人の論評だけでなく記事本文やTumblr投稿の転載・抜粋である。総スター271、平均0.02、スター付き率0.9%で、反応獲得より保存を優先した個人アーカイブに近い。
02 投稿時間帯
時間帯(0〜23時)
曜日
平日寄りで、水曜17.5%、木曜16.2%、月曜16.1%が高い。投稿は6時から17時に集中し、とくに9時台11.2%が最大。夜型の雑談ユーザーではなく、日中にニュース、ブログ、Tumblr、IT記事を継続的に回収する巡回型の利用パターンである。
03 よく参照する媒体
ほか計30媒体
Twitter565件、kml.tumblr.com532件、旧はてなダイアリー385件、CNET313件が上位で、新聞、ITmedia、Engadget、多数のTumblrリブログ先が続く。媒体構成は2008〜2012年頃のウェブそのもので、RSS、Tumblr、個人ブログ、ニュースサイトを横断して断片を保存する収集文化が色濃い。
04 主要テーマ・関心
メディア/報道12.2%が最大で、AI/IT/技術6.9%、ネット/SNS6.8%、生活/社会5.9%、政治/政党4.8%、外交/安全保障4.5%、文化/表現/オタク4.3%が続く。単一テーマの専門家ではなく、ウェブ、Apple、Google、政治ニュース、国際情勢、音楽、デザインを並列に扱う総合スクラップブック型である。
05 頻出語
「日本」「世界」「中国」「民主党」「首相」「政府」など時事語と、「音楽」「情報」「ネット」「写真」「デザイン」「サービス」が同居する。2010年前後の政権交代、尖閣、口蹄疫、原発、メディア報道を追う一方、Apple、Google、Webサービス、音楽や建築も継続的に収集している。
06 文体の特徴
| 長文コメント(100字以上) | 3,469 |
| 引用括弧「」を含む | 3,031 |
| 一人称(俺・私・自分)を含む | 1,207 |
| 短文ツッコミ(30字以下) | 1,140 |
| 疑問符を含む | 626 |
| 感嘆符を含む | 494 |
| w/草/笑を含む | 284 |
| URL提示・資料参照を含む | 164 |
| というか型 | 53 |
| idコールを含む | 38 |
| そもそも型 | 36 |
| むしろ型 | 21 |
長文3,469件、引用括弧3,031件が突出し、短文ツッコミ1,140件もある。長い記事抜粋をそのまま保存するモードと、「プロのアマだな」「酒が飲めないから孤独が際立つんやろが」のように一行で落とすモードが併存する。攻撃候補率3.2%だが、強語の大半は転載文・引用文であり、本人の直接的攻撃性とは切り分ける必要がある。
07 スター分析
上位スター付与者
スターが付きやすい領域(平均スター)
activecuteから23件、bigarade18件、guldeen11件、ttaa10件、knnn4321r8件。スター総数自体が271と少なく、誰かとの強い相互関係より、断片を静かに蓄積する用途が中心である。テーマ別でもメディア/報道0.07、学術/教育0.07、政治/政党0.06程度で、評価指標としてのスターはこのアカウントでは弱い。
08 思想・政治傾向
観測できる関心傾向は、2010年前後の民主党政権への強い不信、中国・韓国をめぐる外交安全保障、メディア批判、原発・口蹄疫・尖閣など当時の政治争点である。保守系・反民主党系の転載も多く、収集物全体は右寄りの時事情報へ傾く。ただしコメント欄には記事本文やTumblrのリブログが大量に混在するため、転載内容をそのまま本人の思想と断定できない。本人の短い付言から確認できるのは、政治への批判意識と、ニュースを保存・比較する関心である。
09 類似・正反対・idコール頻度が高いユーザーとの比較
大量収集と旧ウェブ文化の記録性はotsuneやguldeenに近いが、handoはコメントとして自説を積み上げるより、Tumblrやニュース本文を丸ごと近い形で保存する比率が高い。frog78のような短文観察型、ducktのような現在進行形の言語批評型とも異なり、本人の声と引用資料の境界が薄いスクラップブック型である。比較対象の中では、論客というよりRSS/Tumblr時代の個人キュレーターに最も近い。
10 総合評価
handoは、2005〜2014年のニュース、Tumblr、旧はてな、IT媒体を大量に横断した旧ウェブ型アーカイバーである。14,476件の保存量と長文引用の多さが特徴で、Apple、Google、Webサービス、音楽、建築から民主党政権、尖閣、口蹄疫まで幅広い。強みは、当時のウェブ空間を断片ごと残した資料性。弱点は、転載と本人の見解が混ざり、差別語や誤情報を含む引用まで本人の主張に見えやすい点である。