01 基本データ
29741件を18.3年、アクティブ6114日、稼働率91.3%で積み上げた最古参級。コメント率75.6%に対して中央値23字であり、説明を組み立てるより即断して一撃を置く運用が中心である。総スター64142、平均2.16と反応は大きいが、影響力の相当部分を強い断定、罵倒、陣営攻撃が支えている。
02 投稿時間帯
時間帯(0〜23時)
曜日
昼から夕方に厚く、14〜16時台はいずれも7%前後。深夜帯にも完全には止まらず、曜日差も小さい。土日はやや落ちるものの、平日はほぼ常設砲台のような巡回密度である。何かを読んで熟考するというより、視界に入った論点へ短文で判定を下す反射速度が際立つ。
03 よく参照する媒体
ほか計30媒体
Togetter、増田、旧はてなダイアリー、Twitterが上位で、ネット論争と古いはてな村文化の地層が厚い。NHK、朝日、読売、Yahoo!ニュースなど報道媒体も広く見るが、記事の内容だけでなく、その周辺で誰が何を言ったかを燃料にする比率が高い。b.hatena.ne.jp自体も369件あり、村内観察が記事読解へ混線しやすい。
04 主要テーマ・関心
ネット/SNS8874件、メディア/報道8384件が二大領域。外交/安全保障4094件、政治/政党3402件、経済/労働3035件、生活/社会3008件と射程は広い。平均スターはジェンダー/家族4.73、政治/政党3.0で高い。広い関心を持つ一方、どのテーマでも最終的に敵味方分類と罵倒へ着地しやすい。
05 頻出語
「馬鹿」1343回、「サヨク」594回、「アホ」440回、「キチガイ」299回、「ゴミ」186回、「クズ」175回、「無能」155回。政策・制度・社会を語る語彙もあるが、それ以上に相手を能力不足、異常、陣営の敵として分類する語が前景化している。議論の道具箱というより、罵倒語辞典が常時開かれている状態に近い。
06 文体の特徴
| 短文ツッコミ(30字以下) | 14,737 |
| w/草/笑を含む | 1,837 |
| 疑問符を含む | 1,157 |
| 一人称(俺・私・自分)を含む | 651 |
| そもそも型 | 445 |
| 引用括弧「」を含む | 366 |
| というか型 | 242 |
| 感嘆符を含む | 193 |
| むしろ型 | 189 |
| idコールを含む | 103 |
| 長文コメント(100字以上) | 76 |
| URL提示・資料参照を含む | 52 |
攻撃的な語
短文ツッコミ14737件、w/草/笑1837件、疑問符1157件。攻撃候補率21.2%は母数を考えても高く、直接的な「死ね」「くたばれ」「滅びろ」、集団への「排除」、人を「寄生虫」「社会のゴミ」と呼ぶ実例が複数年代にわたり続く。引用や動物駆除の誤検知もあるが、それを差し引いても攻撃型判定は揺らがない。
07 スター分析
上位スター付与者
スターが付きやすい領域(平均スター)
上位スター付与者はHige2323、contrapunct、vivagoat、mori-yoshiro、colonoeなど。ジェンダー、政治、ネット論争で強い断定と嘲笑が支持されやすい。短い罵倒がスターを得ることで、説明を削り、火力だけを濃縮する学習が成立しているように見える。観客がいるため芸風が矯正されず、むしろ長期保存されてきた。
08 思想・政治傾向
政治、外交、安全保障、表現規制、経済、ジェンダーへの関心が強く、反左派・反共産党・反フェミ系の評価が繰り返し現れる。ただし問題は立場そのものではない。コメント上では「サヨ」「はてサ」「工作員」「カルト」「キチガイ」といった陣営ラベルが、個別の主張検討を飛び越えて人物・集団の処分判定として機能している。政策論や事実認識を語れる場面でも、相手を愚か、異常、寄生的と呼ぶことで論証を代替する癖が強い。そのため思想的な一貫性より、敵と認定した対象には最大火力を許可する運用原則の方が鮮明である。
09 類似・正反対・idコール頻度が高いユーザーとの比較
スター圏はHige2323、contrapunct、vivagoat、colonoe、ysync、fishmaなどと重なる。Yagokoroの特徴は、同じ論争型でも引用を積み上げて詰めるより、短い陣営ラベルと罵倒で即時判定する点にある。idコールは103件、言及対象も複数にわたり、記事より他ブックマーカーへの反応が前面に出る場面がある。分析済みユーザー群の中でも、攻撃語の量、重み8表現の継続性、活動期間の三点が同時に突出した最上位級の攻撃型である。
10 総合評価
Yagokoroは、18年以上の稼働と約3万件の蓄積を持つ、はてな村の古参型短文砲台である。反応速度と論点への嗅覚は高いが、出力の多くが「馬鹿」「キチガイ」「サヨ」「死ね」「滅べ」といった罵倒と処断語に圧縮される。批評対象の粗雑さを撃っているつもりでも、本人のコメントが最も粗雑な見本になる逆転が常態化している。