01 基本データ
25,410件を9年間で蓄積し、稼働率91.2%。コメント率99.7%、中央値98字で、ほぼ全件を自分の論点へ接続する。総スター263,996、平均10.39、スター付き率85.7%は突出しており、単なる大量投稿者ではなく、固定読者を伴う政治的論客である。活動量・継続性・反応の得やすさの三点がいずれも上限級にある。
02 投稿時間帯
時間帯(0〜23時)
曜日
深夜1〜3時が計20.5%と厚く、13〜16時にも山がある。曜日差は小さく、金曜15.6%がやや高い程度で、ほぼ毎日ニュースとSNSを追う。生活時間の一部だけで反応するのではなく、昼夜をまたいで継続的に政治言説を監視する型である。
03 よく参照する媒体
ほか計30媒体
Twitter 6,899件が突出し、Yahoo 1,449件、朝日1,425件、Togetter 1,169件、NHK 1,070件、毎日939件が続く。新聞記事だけでなく、政治家、論客、反応者の発言まで同一の言説空間として読む。一次資料専業ではないが、複数媒体を横断して論点の反復、言い換え、責任転嫁を追う能力が高い。
04 主要テーマ・関心
政治/政党47.9%、ネット/SNS44.9%、報道38.3%が中核で、外交19.5%、生活15.9%、経済15.8%、医療13.9%、司法13.2%へ広がる。政治を単独テーマとして扱わず、防疫、雇用、差別、司法、表現の自由まで権力関係の問題として統合する。平均スターは政治11.70、司法11.71、ジェンダー11.45、報道11.14が高い。
05 頻出語
政権3,152、批判2,468、トランプ2,371、自民2,062、右派1,774、安倍1,723、デマ1,144、差別850が目立つ。「根拠」「事実」「責任」「正当化」「詭弁」も多く、発言の真偽だけでなく、誰がどの責任を回避し、どの弱者へ負担を移すかを見る語彙である。一方で「ウヨ」「自称」「難癖」など、相手を類型化する語も非常に多い。
06 文体の特徴
| 引用括弧「」を含む | 12,439 |
| 長文コメント(100字以上) | 9,726 |
| むしろ型 | 1,363 |
| 一人称(俺・私・自分)を含む | 1,218 |
| 疑問符を含む | 718 |
| w/草/笑を含む | 533 |
| URL提示・資料参照を含む | 371 |
| というか型 | 346 |
| 感嘆符を含む | 331 |
| 短文ツッコミ(30字以下) | 90 |
| そもそも型 | 60 |
| idコールを含む | 3 |
攻撃的な語
引用括弧12,439件、長文9,726件、「むしろ」型1,363件。相手の前提を引用し、反転させ、過去事例や制度上の責任へ接続するのが基本形である。短文は90件しかなく、説明を省略しない。ただし攻撃候補率18.9%で、直接の暴力語は多くが批判的引用でも、バカ、無能、ウヨ、自称リアリストなどの侮蔑的類型化は恒常的に混ざる。
07 スター分析
上位スター付与者
スターが付きやすい領域(平均スター)
quick_past 10,336、bogus-simotukare 5,765、zyzy 5,490、seven_cz 5,048など、政治・人権・反差別圏の固定読者が非常に厚い。政権の二重基準、防疫の不作為、技能実習、司法や報道の責任を整理したコメントが数百スターに達する。支持の強さは論点の発見だけでなく、既存の反権力的読者共同体との高い同調性にも支えられている。
08 思想・政治傾向
権力は放置すれば責任を回避し、弱者へ負担を転嫁し、批判者を排除するという認識が一貫している。自民・維新・トランプ型右派、排外主義、反フェミ言説、ネオリベラリズム、厳罰主義、歴史修正、専門知軽視を、個別の失言ではなく同じ権威主義的構造の変奏として読む。自由や表現を強者の無制約と捉える立場には否定的で、人権、再分配、科学、公的責任を重視する。左派・リベラル寄りの傾向は明瞭だが、穏健な合意形成型ではなく、右派の「中立」「現実主義」を権力追随の偽装として暴く対抗言説型である。
09 類似・正反対・idコール頻度が高いユーザーとの比較
quick_pastが外交・歴史資料を大量に持ち込みながら皮肉で相手の矛盾を突く型なら、Gl17は政権、報道、ジェンダー、経済を一つの権力構造へ束ね、より長い反論で包囲する。seven_czよりも投稿量と陣営語彙が多く、wattoのような資料配布・支援案内型でもない。Dancing_Hatebuも構造批判と怒気を共有するが、Gl17は対象範囲、継続年数、引用量、固定読者の規模が桁違いで、個別論争を長期的な政治史へ編み込む。
10 総合評価
Gl17は、政権、右派言説、報道、差別、経済政策を九年間ほぼ毎日追い、引用と歴史比較で論理矛盾を記録する高密度な政治ブックマーカーである。強みは、個別事件を責任回避、二重基準、弱者排除、専門知軽視という反復構造へ接続し、長文でも読ませること。弱みは、相手を「ウヨ」「自称リアリスト」「無能」など既知の類型へ早く回収し、事実検証より陣営判定が先行して見える場面が多い点である。