01 基本データ
5,663件を14.3年間にわたり記録し、コメント率76.9%、中央値70字。単なるクリップではなく、数値・制度・記事表現へ補足を置く比率が高い。総スター34,668、平均6.12で、継続量と反応の両方が強い。
02 投稿時間帯
時間帯(0〜23時)
曜日
17時が10.6%で最大。15〜18時に厚く、午前から夕方まで広く動く。曜日は水曜18.5%が最多で、土日より平日が明確に多い。ニュース更新や公表資料を日中に追う定点観測のリズムが表れている。
03 よく参照する媒体
ほか計30媒体
NHKが1,348件で突出し、増田450件、Togetter444件が続く。公共報道を基準点にしつつ、匿名投稿やネット上の議論で説明の穴や設定の不整合を確認する構成。朝日・毎日・日経・裁判所なども入り、媒体横断で照合する。
04 主要テーマ・関心
メディア/報道35.6%、医療/健康29.8%、ネット/SNS21.1%が三本柱。COVID期の感染動向追跡が医療語彙を大きく押し上げている。一方、平均スターは政治21.71、ジェンダー14.24、ネット11.87、司法10.13が高く、制度の矛盾を短く切り出した時に特に刺さる。
05 頻出語
「前日」「先週」「倍加」「半減期」「移動」「指標」が上位を占める。これは感染者数を曜日補正しながら継続追跡した痕跡で、思想語より時系列比較語が前面に出る珍しい語彙構成。事件・判決・制度・著作権など、数字の外でも定義と手続きを確認する語が続く。
06 文体の特徴
| 長文コメント(100字以上) | 1,215 |
| 短文ツッコミ(30字以下) | 1,079 |
| 引用括弧「」を含む | 1,064 |
| 疑問符を含む | 608 |
| 感嘆符を含む | 283 |
| URL提示・資料参照を含む | 248 |
| 一人称(俺・私・自分)を含む | 124 |
| w/草/笑を含む | 47 |
| というか型 | 31 |
| idコールを含む | 29 |
| むしろ型 | 28 |
| そもそも型 | 17 |
長文1,215件と短文1,079件が拮抗し、引用1,064件、疑問符608件。資料を読み込み式や制度を補足する長文と、記事の欠落や論理の飛躍を一行で指摘する短文を使い分ける。語気が強まる場面はあるが、中心は罵倒ではなく照合・定義・計算である。
07 スター分析
上位スター付与者
スターが付きやすい領域(平均スター)
スターはcartman0、inunohibi、estragon、wisboot、allezvousらから継続的に付く。政治・ジェンダー・ネット・司法は件数に比して平均スターが高い。日々の感染集計そのものより、ニュースの見出し、法的整理、制度設計の盲点を言語化したコメントが広く評価される。
08 思想・政治傾向
関心は、公共報道、感染症と医療、司法手続き、行政制度、技術、外交、政治へ広がる。政治的立場を単純な左右で断定できる材料ではなく、むしろ「誰が言ったか」より、定義・手続き・数字・因果関係が整っているかを重視する傾向が見える。権力機関や報道への批判も、理念の宣言より、記事文言や制度運用の具体的な不整合から組み立てる。COVID期には曜日別推移、移動平均、倍加時間を繰り返し記録しており、社会状況を感想ではなく時系列として把握しようとする姿勢が際立つ。
09 類似・正反対・idコール頻度が高いユーザーとの比較
idコールは25件で、estragonとentryへの言及が各3件、その他はほぼ単発。特定ユーザーを継続的に追うというより、論点ごとに補足や反論を差し込む使い方に近い。
10 総合評価
casmは、NHKを中心にニュースを定点観測し、数字・定義・制度・記事文言の整合性を点検する検証型ブックマーカーである。COVID期には感染者数を曜日補正、移動平均、倍加時間まで追い、ブコメ欄を半ば公開観測ノートとして使った。その計算癖は司法、政治、IT、著作権、外交にも持ち込まれ、曖昧な見出しや雑な因果を見つけると長文で補足し、ときには一行で切る。専門用語を振り回すというより、記事が省いた前提を戻すタイプで、スターが伸びるのも制度の急所を平易に言い換えた場面である。