01 基本データ
8,900件を16.4年間にわたり蓄積し、稼働日は3,547日、稼働率59.3%。コメント率80.4%、中央値34字で、長期常駐しながら短文で反応する型である。総スター10,231、平均1.15、スター付き率24.2%なので、広範な影響力よりも、自分の関心領域へ継続的に一言を置く個人論客に近い。
02 投稿時間帯
時間帯(0〜23時)
曜日
時間帯は深夜から夜までほぼ均等で、23時5.3%、18時5.1%、22時5.0%がわずかに高い。曜日差も小さく、月曜15.1%、水曜14.8%、土日も各14%前後。特定のニュース時間に集中するのではなく、生活の全域にブックマーク行動が溶け込んでいる。
03 よく参照する媒体
ほか計30媒体
増田1,867件、Twitter1,529件、Togetter562件が中心で、X291件、Yahoo242件、ブログ群、朝日174件が続く。報道機関を定点観測するより、SNS上で拡散した政治・ジェンダー・文化論争を拾い、周辺の反応まで含めて読む構成である。
04 主要テーマ・関心
ネット/SNS52.7%が最大で、報道16.9%、生活10.6%、外交10.2%、文化・オタク9.8%、政治9.7%、教育9.3%、ジェンダー8.5%へ広がる。個別ニュースを、階級、男女、差別、国家、オタク文化の位置づけへ接続する。平均スターは経済2.13、ジェンダー2.05、生活1.86が比較的高い。
05 頻出語
日本430、人間240、社会207、日本人171、オタク156、差別154、主義133、馬鹿125、左派101、フェミ95、ネトウヨ81が目立つ。制度や構造を論じる語彙と、陣営・属性を一括りにする語彙が同居する。特に「日本人」「女」「オタク」「左派」「ネトウヨ」を集団単位で評する癖が強い。
06 文体の特徴
| 短文ツッコミ(30字以下) | 3,175 |
| 疑問符を含む | 553 |
| 一人称(俺・私・自分)を含む | 408 |
| w/草/笑を含む | 403 |
| 引用括弧「」を含む | 253 |
| 感嘆符を含む | 140 |
| 長文コメント(100字以上) | 140 |
| というか型 | 128 |
| そもそも型 | 101 |
| むしろ型 | 90 |
| idコールを含む | 20 |
| URL提示・資料参照を含む | 17 |
攻撃的な語
短文3,175件に対し長文140件。疑問符553件、w/草/笑403件、「というか」128件、「そもそも」101件で、前提を切り返しながら一文で断定する。候補率10.2%は高く、暴力語の一部は引用でも、侮蔑語・属性語・敵対ラベルは本人の文体として恒常的に現れる。
07 スター分析
上位スター付与者
スターが付きやすい領域(平均スター)
tanuketsu、contrapunct、Eiszapfenを中心に固定読者はいるが、平均スター1.15で反応は限定的。高スター例は、テレビ局と原作者の力関係、知的障害者への加害、宮台真司と貧困、移民政策など、権力差を短く示したコメントに集中する。鋭い構図把握は評価される一方、属性攻撃は支持を広げていない。
08 思想・政治傾向
社会問題を、個人の失敗よりも階級、権力差、文化資本、性別役割、国家と市場の構造から読む傾向が強い。自民・右派・ネトウヨだけでなく、左派、フェミニズム、リベラル、表現の自由派にも一貫して不信を向け、どの陣営も弱者を選別し序列化すると見る。経済では再分配と雇用保障を重視し、移民を移民と認めない政策、救急や福祉からの排除、原作者とテレビ局の非対称性を批判する。一方で、自身も女性、日本人、オタク、地方人、特定政治層を粗い属性で一般化しやすく、反差別的問題意識と侮蔑的表現が矛盾したまま並存する。
09 類似・正反対・idコール頻度が高いユーザーとの比較
Gl17が大量の引用と長文で右派言説を包囲する型なら、death_yasudeは同じく権力差や差別へ敏感でも、ほぼ一文の断定で済ませる。Dancing_Hatebuほど政策体系を組み立てず、cinefukほど資料を補足しない。むしろ古いネット論壇の短文文化を保ち、増田やTwitter上の発言を「階級」「女」「オタク」「ネトウヨ」といった既存カテゴリへ即座に配置する。長期継続性は強いが、議論の更新よりも同じ敵味方の型を再利用する傾向がある。
10 総合評価
death_yasudeは、16年以上にわたり増田とTwitterを巡回し、政治、ジェンダー、階級、差別、オタク文化を短文で切る長期常駐型ブックマーカーである。強みは、テレビ局と原作者、富裕層と低学歴、制度と被排除者のような力関係を一瞬で見抜くこと。弱みは、分析対象を「女」「日本人」「オタク」「ネトウヨ」などの属性へ急速に還元し、反差別の主張そのものを侮蔑と一般化で損なう点にある。