01 基本データ
15年間で30000件に到達し、コメント率98.4%、中央値84字、総スター104653、平均3.49である。ほぼ全件に判定を下す常駐型で、ニュースを保存するより、その場の言説に有罪・無罪を言い渡す運用に近い。活動密度は圧倒的だが、発言量の多さが検討の深さを保証しているわけではない。
02 投稿時間帯
時間帯(0〜23時)
曜日
8時台10.5%、9時台8.3%、10時台7.0%が中心で、朝から昼に論争巡回を行う。曜日差は小さく、月曜15.3%、火曜15.1%、水曜14.8%と平日を通して均等である。暇な時だけ噛みつくのではなく、批判と反論が生活習慣として固定されている。
03 よく参照する媒体
ほか計30媒体
Togetter5987件、増田4233件、livedoor系1519件、Twitter1220件が突出する。一次資料や専門媒体より、対立構図と観客の反応が既に揃った場所を好む。炎上の切り取り方や論点隠しを見抜く場面はあるが、素材自体が揉め事中心なので、世界認識まで常時敵味方ゲームに染まりやすい。
04 主要テーマ・関心
ネット/SNS46.3%、文化・表現・オタク25.4%、報道21.7%、生活15.9%、事件司法10.5%、外交10.3%、政治9.4%が中心である。ゲームや漫画の消費者目線と、反フェミ・反リベラル・反メディアの文化戦争が結合している。社会問題を制度より「正義を騙る嫌な連中」の人格問題へ還元しやすい。
05 頻出語
「人間」2041、「差別」668、「左翼」566、「正義」471、「馬鹿」425、「フェミ」192、「ネトウヨ」238が目立つ。相手の論理矛盾を批判する語彙より、相手の陣営、知性、人格を格付けする語彙が強い。「全員」「絶対」「大体」も多く、例外を切り捨てて断定を完成させる癖がある。
06 文体の特徴
| 長文コメント(100字以上) | 5,630 |
| 疑問符を含む | 5,123 |
| 引用括弧「」を含む | 4,092 |
| 短文ツッコミ(30字以下) | 3,617 |
| 一人称(俺・私・自分)を含む | 3,491 |
| 感嘆符を含む | 3,179 |
| w/草/笑を含む | 1,748 |
| というか型 | 618 |
| URL提示・資料参照を含む | 428 |
| そもそも型 | 239 |
| むしろ型 | 93 |
| idコールを含む | 58 |
攻撃的な語
100字超5630件と短文ツッコミ3617件を使い分け、疑問符5123件、感嘆符3179件、草・笑1748件を含む。問いかけの形を取っても、実際には回答を求めず相手を追い詰める反語が多い。論点を掴む速さはあるが、クソ、馬鹿、死ね、隔離病棟といった語で、自ら批判している私刑的言論へ接近する。
07 スター分析
上位スター付与者
スターが付きやすい領域(平均スター)
スターを付ける側は Hige2323 1339件、flatfive 1072件、contrapunct 940件、sds-page 807件、hamu_start 703件、whkr 700件、ysync 663件が中心で、反リベラル・表現自由・ネット論争圏から濃い支持を受ける。
08 思想・政治傾向
政治的には右派政党への無条件支持ではなく、リベラル、左翼、フェミニズム、反差別運動、メディア、共産党などが掲げる正義への敵意が中核にある。弱者保護や差別反対そのものを否定するより、それを掲げる側の選別、誇張、私刑、ダブルスタンダードを暴こうとする。しかし「正義を掲げる者の暴力」を批判しながら、本人も相手を患者、クソリベ、馬鹿、隔離病棟と呼び、死ね・殺せまで使う。反権威のつもりで別種の懲罰欲を肥大させている点が最大の矛盾である。
09 類似・正反対・idコール頻度が高いユーザーとの比較
似た傾向では Hige2323、hamu_start、zenkamono、tikuwa_ore が近い。いずれも表現・ジェンダー・政治の文化戦争でリベラル側の矛盾や攻撃性を強く批判するが、sekiryoはその中でもTogetter・増田への常駐度と罵倒密度が高い。正反対に近いのは rgfx や quick_past で、制度・報道・権力側の問題を短評と資料参照で拾い、反差別・反カルト方向へ重心を置く。rider250とは断定口調と長い経験則が共通するが、rider250が自分史を根拠にするのに対し、sekiryoはネット上の陣営対立と過去ログを証拠庫として使う。
10 総合評価
sekiryoは、Togetterと増田を主戦場に、リベラル、フェミニズム、メディア、反差別運動、オタク批判の矛盾を探し続ける文化戦争型ブックマーカーである。論点の省略やダブルスタンダードを見抜く力は強く、高スターコメントにも実際の切れ味がある。しかし、相手を陣営ごと馬鹿・患者・クソと処理し、死ね・殺せ・隔離・処刑の比喩まで多用するため、正義の私刑を批判しながら自分も私刑の観客席に座っている。批判者というより、敵の偽善を燃料に撃ち続ける常駐砲台である。