01 基本データ
10.5年間で19043件、活動率89.9%、コメント率99.3%、中央値58字である。ほぼ毎日、ほぼ全件に一言を置く高密度型で、総スター71839、平均3.77、スター付き率55.3%と反応も大きい。長文論者ではないが、論点の穴を短く指摘する能力が高く、ブコメ欄で継続的に存在感を持つ。
02 投稿時間帯
時間帯(0〜23時)
曜日
8時台14.6%、7時台9.4%、9時台8.4%と朝に大きな山があり、20時台5.1%、21時台6.5%、22時台4.9%にも第二の巡回帯がある。曜日差は小さく、金曜15.5%を頂点に毎日ほぼ均等である。ニュース確認とコメント投稿が生活習慣として固定されている。
03 よく参照する媒体
ほか計30媒体
増田2570件、Togetter2505件、NHK1368件、Yahoo!ニュース1069件、朝日1023件、Twitter981件が中心である。専門媒体に籠もらず、匿名相談、炎上、一般報道を横断する。一次資料を精読する研究型ではなく、世論化した論点へ制度・費用・対称性の観点から短く割って入るタイプである。
04 主要テーマ・関心
ネット/SNS37.2%、メディア/報道36.9%が土台で、経済/労働18.8%、学術/教育17.1%、ジェンダー/家族16.5%、生活/社会14.9%が続く。特にジェンダー、事件/司法、文化表現、政治では平均スターが高い。理念の美しさより、誰が負担するか、男女で対称か、法的手続を踏んでいるかを問う。
05 頻出語
「女性」1518が最多で、「日本」1246、「子供」855、「男女」658、「自由」595、「差別」548、「大学」530、「所得」452が続く。ジェンダー、教育、家族、所得、表現の自由を横断する語彙構成である。抽象理念より制度配分と当事者間の均衡を重視する一方、女性・フェミニズム関連へ過剰反応する局面もある。
06 文体の特徴
| 疑問符を含む | 5,054 |
| 短文ツッコミ(30字以下) | 3,217 |
| 引用括弧「」を含む | 1,761 |
| 一人称(俺・私・自分)を含む | 1,004 |
| 長文コメント(100字以上) | 937 |
| 感嘆符を含む | 663 |
| w/草/笑を含む | 142 |
| というか型 | 111 |
| むしろ型 | 97 |
| そもそも型 | 45 |
| URL提示・資料参照を含む | 37 |
| idコールを含む | 1 |
攻撃的な語
疑問符5054件が突出し、30字以下3217件、引用括弧1761件、100字以上937件である。問いかけの形で矛盾や費用を突くため、断定だけのコメントより読み手を巻き込みやすい。ただし質問は探索より反語であることが多く、前提を崩した時点で勝負を終えがちである。一部では「寄生虫」「駆除」「獣並み」といった非人間化へ踏み込む。
07 スター分析
上位スター付与者
スターが付きやすい領域(平均スター)
スターを付ける側は Hige2323 968件、zenkamono 763件、contrapunct 463件、whkr・hamu_start各443件、ysync 413件、sds-page 394件が中心である。反フェミ・表現自由・制度現実派だけでなく、大喜利や生活ニュース系の常連にも支持が広がる。特定陣営だけの閉鎖的な星ではなく、論点整理と反語の巧さが横断的に評価されている。一方、analyzed.zip内の既存wildhogデータには本人が誰へスターを付けたかの順位情報が保持されておらず、発信側の偏りや相互性は確定できない。
08 思想・政治傾向
政治的には固定的な右派・左派というより、制度現実主義、法手続、負担の対称性、表現の自由を重視する。岸田政権を高く評価する一方で自民党批判も行い、民主党政権や社会保障にも論点次第で肯定的である。ジェンダー論では男女対称性を強く求め、フェミニズムや女性枠、表現規制を一方的な権利拡張として疑う傾向がある。理念を実装可能性へ戻す視点は有用だが、制度上の非対称性や歴史的背景まで「同じ扱いにすべき」で平板化しやすい。
09 類似・正反対・idコール頻度が高いユーザーとの比較
似た傾向では houyhnhm、regularexception、wxitizi、by-king、sds-page が近い。いずれも増田やニュースへ制度・費用・常識線から疑問を入れるが、wildhogはジェンダー、教育、家族、司法への比重が特に大きく、疑問符による反語が多い。wxitiziほど金融・制度専門に寄らず、by-kingほど長く論点を組み立てず、sds-pageより生活実感と当事者比較を多用する。正反対に近いのは theNULLPO、quick_past、grdgsで、弱者保護や構造的不平等を優先し、形式的対称性だけでは足りないと見る。ただし双方とも相手陣営の欺瞞を短文で裁くため、価値判断の方向は逆でもブコメ上の振る舞いは鏡像的である。
10 総合評価
wildhogは、増田、Togetter、一般ニュースを毎日巡回し、ジェンダー、教育、経済、司法、生活制度へ疑問符を投げる制度現実派ブックマーカーである。負担、法手続、男女対称性、実現可能性を問う短評は明快で、幅広い層からスターを得る。反面、問いが反語に固定されると、自分の常識線を検証せず相手の前提だけを崩す逆張りになる。攻撃性は全体では高くないが、特定対象を寄生虫や駆除対象へ落とす表現は、制度論者としての説得力を大きく損なう。